コンピュータの進化は、大抵、利便性とエンゲージメントという、普及に不可欠な2つの問題に直面します。たとえば、スマートフォンが登場する前は、私たちは携帯電話でメールを送ったり、電話をかけたり、ブロック崩しで遊んだりしていました。現在では、マルチタッチなどの機能のおかげでデスクトップパソコンよりも便利でインタラクティブに使えるため、スマートフォンが私たちの主要なコンピューティングデバイスとなっています。
AR(Augmented Reality:拡張現実)は、デジタル技術を駆使したもう1つの現実世界の体験の到来を告げるものです。ARは、コンピュータで作成したリアルタイムの3Dグラフィックを現実の世界に重ね合わせるものです。今後10年から20年以内には、ARがウェアラブルコンピューティングプラットフォームの鍵になると私たちは考えています。
ARの可能性
黎明期である現在、消費者向けのAR体験の多くは、スマートフォンに搭載されています。その用途は、ショッピングからゲームまで多岐にわたります。しかし、当社の調査によると、2021年末のAR市場の総額は12億米ドルであり[1]、7100億米ドルのメディア市場全体の一角を占めるに過ぎません。
ここ数年の間に、Snapchat、Facebook、Appleなどの企業が拡張現実への投資を拡大し、モバイル端末でのAR利用の急速な普及を促しています。私たちは、ARの近い将来の用途はアイウェアにあると見ています。軽量でハンズフリー、そしてインタラクティブなARヘッドセットが、スマートフォンの進化をベースに開発される可能性が高いとみられます。
出所: ARK Investment Management LLC, 2021
ARは、私たちの働き方、買い物、遊び、そして周りの世界とのつながり方を大きく変える可能性があります。当社の調査によると、拡張現実に関連する時価総額は、現在の10億米ドルから2030年までにおよそ1兆米ドル[2]にまで拡大すると予想されています。
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