By Max Friedrich

PayPalのサービス、Venmoのネットワークは提供開始から10年を経て活況を呈していますが、APIデータによると、リリースから6年となるSquareのサービス、Cash Appは月間アクティブユーザー数がVenmoを超えた可能性があります。

ARKのリサーチによると、第3四半期末時点の月間アクティブユーザー数は、Venmo が2,300万人だったのに対して、Cash Appは2,500万人超でした1。加えて、2018年末に2017年末の700万人から115%増の1,500万人となったCash Appの月間アクティブユーザー数は、2019年末にはその2倍近くの2,800万人に達することが見込まれています。

Cash AppはVenmoに比べてより多くのサービスを提供しており、このことがCash Appのユーザーがそのプラットフォームをより頻繁に利用する主な理由となっています。また、Cash Appが新たに株式取引機能の提供を開始したことも、ユーザーの利用頻度を増加させていると考えられます。加えて、ARKのリサーチによると、Cash Appは銀行口座を持てない人や口座持ったとしても金融サービスを利用することができない人の割合が高い米国南部の州でより多く利用されています。Square のジャック・ドーシーCEOは、「銀行や金融サービスを利用できない人々はCash Appを主要銀行口座として、場合によっては唯一の銀行口座として利用しています。」と述べています。言い換えれば、「Fantasy Football」(実在のリーグから好きな選手を選択して仮想チームを作り、オンラインで対戦を楽しむバーチャルリアリティゲーム)の賞金プールを分けるといったような利用のし方が一般的になっているVenmoとは異なり、Cash Appはユーザーにとって金融取引の主要なハブとなっているのです。さらに、Cash Appの独創的なマーケティング戦略によって、ユーザーはSquareと交流しやすくなっています。例えば、Cash Appは毎週金曜日にツイッターおよびインスタグラムで「#CashAppFridayキャンペーン」を行なって100万件超のユーザーコメントを集め、既存ユーザーの関心を集めるとともに新規ユーザーを引き付けています。このキャンペーンは、Cash Appのユーザーがインターネットで同アプリ名を投稿すると、一部のユーザーに対してSquareが米ドルまたはビットコインをプレゼントするというものです。

 

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ここに含まれる記述の一部は、ARKの現在の見解や想定に基づく将来の予想およびそのほかの予想ベースの記述である場合があり、実際の運用結果、パフォーマンス、または事象が当該記述で表現または示唆されているものから大きく異なる原因となり得る既知および未知のリスクや不確実性を含む場合があります。

 

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14,300人超のVenmoユーザーの取引履歴から収集した約40万件の取引データに基づく、四半期ごとの継続利用特性や取引頻度に関する長期分析結果による。

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